所長の独り言... 
とあるジャズベーシストの独白・・・
注文出来る品の多い料理店と変わった客 
 絵画に遠近法というのがある。遠くの物を小さく、近くの物を大きく描く事で、平面な絵の中に擬似的に前後の奥行きを出す、という手法だが。 録音の世界にもそれがある。トラックの「音量(レベル)」を上げる事で手前で鳴っているようにしたり、下げる事で奥で鳴ってるようにしたり、する。

また。ステレオという方式は、左右(LR)のスピーカーから音を鳴らすが、その割合を調節する事で小さなライブ空間の「やや左寄り」「やや右寄り」のような配置から、大きなコンサートホールや体育館の「左端」「右端」みたいな配置まで、色々と設定する事が出来る。音像定位、パンニング。通称PAN。

 そして。周波数の低い音(ズーンとかドーンとか)は下の方から聞こえて来る(ような感覚をもたらし)、周波数の高い音(キーンとか、ピーとか)は上の方から聞こえてくる(ような感覚をもたらす)。 ベースやバスドラムは地面とか地の底から、ピッコロやソプラノは頭上とか天上から鳴り響く。また、周波数(Hz)を色々と操作・調整する事で、上下だけでなく、前後や左右についても影響する。 ごく狭いデッドな部屋から、風呂場のように鳴り響く大空間まで、(勿論、所詮はスピーカー・ヘッドホンの平面的な装置が起こす空気振動に過ぎないのだが)聞き手に擬似的に体験させる事が出来る。

 音楽は、音は、(聞き手の)アタマの中で生まれる。
 鼓膜(聴覚器官)が受け取ったデータが神経を通じて頭脳に送られ、そこで様々な処理が行われて、音(音楽)として認識される。そこに、意図的にバグを生じさせる、錯覚をもたらす事で、平面的な音像を立体的な音像に変化させる。
 
 この、周波数を操作する(ある一定の範囲の周波数を増幅したりカットしたりする)ツールがイコライザだ。
 音量(レベル)やPANでおおよその前後・左右を決めて、さらに上下(高さ)感を出すイコライジングの作業に入る訳だが、、、
 これが中々。。。 自由度が高過ぎて(色々出来てしまうから)、初心者には困るw
 ここで行き詰まる。というか、立ち止まる。
 さて、どうしたもんか。。。w
 多分、問題はツールとか、それに対する未熟度(使いこなせてない度)とかにあるのではなく、僕自身の性格にあるのはないか、、、等と思うに至った。




 幸い、僕は免許を持っていて、更新(や違反者講習w)で適性検査というものをやった経験がある。
 この適性検査。別に、あなたは車の運転に向いてますよ、不向きですよ、という選別を行うためのものではない。
 自分の適性(クセ)を把握・自覚して、こういう事に気をつけましょうね、的なもの。

 さて。 僕は基本的にグルメではない。 一年365日のうち、おそらく350日くらい、朝食メニューは、ご飯・納豆・玉子・味噌汁というカルテットで決まっている。 飽きるとか飽きないとかでなく、そういうもんだと決めている。「たまにはパン食で」とか、「コーフレークで」とか、考えない。
 たまに、泊りがけの仕事とかで、宿泊先の都合で、パン食になったり、サンドイッチになったり、缶詰になったりw、する事はあるし、それに不服を抱く程「いつもの朝食メニュー」にこだわっている訳でもない。  
 しかし、いつも同じと決めておくと、いちいち何にしようかとか悩まなくて良いし、生活規則とか体調管理とか維持しやすい。
 そもそも、食事はエサだと思っている。 第一に活動するエネルギー摂取を目的とするもの。生きていく上で必要不可欠なものながら、同じく必要不可欠なお通じ(トイレ)と一対の、排出の反対に位置する行為」くらいに捉えてるフシがある。
 勿論、好き嫌いはあれし、美味い不味いもあるが、あまり重視はしない。要は「腹に入れば(腹が膨れりゃ)なんだっていいのだ」的な所がある。 だから、お世辞にもグルメとは言えない。様々な店を食べ歩く(味の違いを楽しむ)グルメな人から見れば「一体何が楽しくて生きてるの?」となるだろう。

 服も同様。同じ服(シャツやジーンズ)を数着持っていて、大体同じ格好してる。
 たまに、失礼な事を言われる。 二日連続でライブやらセッションやらがあった時。たまたま写真とか撮られて、「昨日と同じ服着てるw」とか、まるでずっと着っぱなしみたいな事を言われる。
 いいえ。それは違います。 全く同じ格好だけど、毎日洗濯してますし、違うものを着てます。
 ファッション? そんな、なんかファッショみたいな事を言われてもw
 ・・・や、話がズレた。 見てくれ(服)の話なんぞ、ますます、どうでも良い。 メシの話だった。

 そう、朝メシについては、ほぼ固定だという話だが。 問題は昼だ。
 多いのは、移動中、コンビニで適当になんか買って、運転したり車で一休みしたりしながら食う、というパターン。 しかし、ちょっとした時間待機とか、そういう時は、とりあえず、昼時、どっかに適当に入る。 何となく入る。大体、ファミレスとかファーストフードとか、よく知ってるチェーン店に入る。そういう時は、朝食同様大体決まってるし、もはやメニューも見ないで注文出来るw 
 しかし、ごくごくたまに、よく知らない店に入る時がある。
 入ってから、まず、何の店かどうかを調べるべく、メニューを見る。
 ざっと一通り見る。見て、ようやくどういうものを出す店だか理解する。
 そこから検討が始まる。
 別に何でも良い、何でも良いのだが、「何でも良い(おまかせ)」というメニューは(僕の入るようなクラスの店には)無い。
 だから、何かしら決めなくてはならない。
 定食か、麺ものか、パンものか、飯ものか、炒めものか、一品つまみか、スイーツか。ドリンクバー有りか無しか。
 メニューが充実して選択肢が多すぎると困るのだ。 ・・・自由度が高過ぎて、様々な事で悩み始める。
 時々、「そもそも、俺は腹が減ってるのだろうか? 今食べる必然あるのだろうか?」みたいな根本的な部分でフリーズしたりする。
 そんな調子だといつまで経ってもメニューが決まらない。 せめて、ドリンクだけでも飲みたい(頼みたい)。
 そういう時。
 ひとまず、とりあえず呼び出しボタンを押して店員さんを呼ぶ。
 で、店員さんがやってきて、「ご注文お決まりでしょうか? お伺いいたします」と言われてから、つまり、「まだ決まってません」とは言えない状態にしてから、急いで(適当に)決めて注文する。というか、メニュー表を適当に(あまり見ないで)指さして、「コレ」と言うので、もはや注文と呼べるのかどうかすら不明w
 たまに、持ってこられてから、「あれ?こんなの頼んだっけ???」となったりする事もある。
 でも、あまり気にせず、食べる。 
 さらに、ごくごくたまに、「すいません。お持ちする品、間違えました」ってなったりする時もあるけど、既に食べてしまっていて、「あれ? そうなんですか?」と他人事のように驚く事がある。(実話)
 
 多分。お店のメニューや、注文システムには何の問題もない。
 こちらの方が、あまりにもハッキリ決めて無さすぎるから、こういう事が起きる。
  「○○を食べたい」という具体的な意思があればまず起きない。
 僕の優柔不断、というか、成り行き任せの出たとこ勝負な性格が、そういう珍妙な事態・状況をもたらす。

  ファミレスで店員さん呼び出して、「すいません。僕は今何を食べると良いのでしょうか?」とか「そもそも、僕は今腹が減っているのでしょうか。何か食べるべきなのでしょうか?」とか尋ねてみたり。「ハンバーグにするか、パスタにするか、それが問題だ。。。」とか考えこんだり、する訳にいかない。
 それで「どう思いますか?」とか店員さんに聞いた所で、苦笑されて終わる。(実話)




 いかに最近のファミレスやファーストフードの積極が充実していようが。
 さすがに、そういう訳の分からない、注文出来るメニューが多過ぎて困ってしまっている、自分が何を食べたいか、何か食べたいのかどうかすらハッキリしていないような客に対する接客マニュアルはないだろう。

 多彩な機能を持つDAWソフトやそのシステムやエンジニアは、僕にとっては、注文出来るメニューの多過ぎるファミレスやそのシステムやマニュアルに沿って対応する店員さんみたいなものだ。 お客目線、というか(多分相当変わった客な)自分自身の目線や感覚では、どうにも出来ない。
 まずは何を食べるか(食べたい)か決めないと。
 わざわざ言うまでもないアタリマエの話のようだけど、僕の場合、まず、そこら辺の基礎的な所(の確認)から始めないと、キッチリ整理していかないと、話が一歩も進まない。




 ところで。
 毎朝毎朝、同じメニューを食ってると。 米や卵や納豆や味噌(汁)、それぞれの、メーカーや銘柄によって、差異がある事に気付いたりもする。 また、水加減とか、醤油のさし加減とかでも、変わってくるのに気付いたりもする。
 けして、グルメでも、鋭敏な舌の持ち主でもないが。
 僕にとって基礎トレというのは、朝食だ。たまに細かく中身を(メーカーや銘柄を)変えるものの、基本的な部分は20年くらい変わらない。(その代わり、やたら効率的に、短時間に凝縮出来るようになった)
 とりあえずキチンと朝メシ食っとけば、後はパン食おうが肉食おうが外食しようが、何でも良い。

 さて。 ぼちぼち、布団から抜け出て、リアルな朝メシ食って、音楽の朝メシ(つまり基礎練)をとり始めよう。
 最近、すっかり早寝早起きだw
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 

     

 



TRINITY ファーストアルバム

「Fanatical Stories」 発売中!