所長の独り言... 
とあるジャズベーシストの独白・・・
自分(の耳)をアテにするべからず
自分が何Hzまで聞き取れるのか、試してみた。

耳年齢テスト

。。。ご、五十代。。。orz
視力と一緒で、使い過ぎだと、低下してくるのかも。
そういや二十代くらいまでは時計の針の音とか気になって寝れなくなったりしてたっけ。

下は30Hz迄。20Hz台になると聞こえない。
 https://www.youtube.com/watch?v=cE9ofRImjBM

 もしかしたら、キックの音とか、僕には聞こえない(ようになってきている)けど若い人には大きく聞こえてる、かも知れない。
 ・・・こればっかりは鍛えてどうにかなるもんでもない。
 幸い、ベースの音はしっかり聞き取れる(ホw)
 しかし、ピアノの最低音域とかは、基音は聞こえず、倍音しか聞こえない。ピッチがとれない。(それは知ってた)

 自分の可聴音域を把握し、自覚しておこう。
 そして、人によっては(特に若い人は)、自分には聞き取れない音が聴こえてる事を意識しよう。




 まぁ、世の中には、可聴音域どころか、耳が全く聞こえなくなっても交響曲を9個も書いた人物もいるわけだし。
 足りない部分は、知識とか想像力でカバー、補完していくとして。
 しかし、人それぞれ、可聴音域によって、イコライジングも違ってくるだろうし、当然、音も違って聞こえるのだろうな。

 20年くらい前、けっこう「重低音」サウンドを愛聴していた気がするのだが。 最近、そこら辺の音源を聴いても昔ほどの昂揚感が感じられない、ピンと来ない、薄っぺらく、時々耳ざわりに聞こえたりする、、、というのは。 きっと加齢とともに「重低音」が、30Hz以下の音が、聞こえなくなっているからだろう。
 
 感性が鈍った、保守的になった、というより。
 単純に、聞こえ方が違って来てるんだな。
 不眠症になった10年前に比べて、眠りについてしまえばぐっすり寝れるようになった、というのも、コレが関係してるかも知れない。
なんかナットクしたような、ショックなような。




 イコライザ(&スペクトラム・アナライザー)で、色々いじっても、「大して変わらない」ように思っても、単に僕自身にそう聞こえてるだけであって、可聴音域の広い人、若者とかには、そうではないかも知れない。 だから、イコライザとか、リバーブとか、慎重に(控えめに)設定しておくよう心がけよう。
 また、重低音よりかは高い低音域で、たとえ聞こえる音でも、聞こえ方(音量)については分からない。
 僕には、適切な音量で鳴っているように聞こえても、他の人にはかなり大きく鳴っている、かも知れない。
 いくつか、目安となるリファレンスCDを用意して、それにバランスを近づけていく、というやり方でアプローチしてくしかない。

 ベースの最低音(E)までは、普通に聞ける。 しかし、ふた昔前くらいに流行ったドラムンベースとかになると、それよりもっと下の音が盛んに使われたりしていた。 また、重低音ビートを強調するような打ち込みものが大流行した。
 あの頃のリスナーだった世代がオッサンになってきた。さすがにベースの音、生音キックの音などは聴き取れるだろう。 しかし、ローパスフィルターで低音以上(胴鳴りや打音)をバッサリとカットした、原音のみを取り出したような音に加工したCDの場合、キックの音が聞こえにくかったり、全く聞こえなかったり、する、、、かも知れない。
 ドンシャリの、ドンドンが消えて、シャリシャリになる。 相対的に、ディストーションとかギンギンのギターばかり耳についてしまいがち。 重低音系サウンドが流行らない、リスナーが激減している、アコースティック系サウンドが流行っているのは、単純に少子高齢化による所が大きい。

 楽器やチューニングにもよるが、キックがドンドンではなくパンパンと皮を叩く音ばかり聞こえたりする事があるのは、そういう事なのかも知れない。 あまり強く叩く(ペダルを踏む)と、そうなりがちな気がする。 
 どでかバスドラなど、マイクを通したPAで聞く方が、生よりバスドラっぽく聞こえるかも。
 ズンズン。
 ドンドン。
 パンパン。
 聞く側の可聴範囲によって、聞こえ方が違ってくるだろう。
 マイクから拾ったスピーカーから流れるPAの音やCDは、それだけで、可聴音域内の「重低音でない低音」に加工される。
 マイク穴に突っ込めば録れる音(周波数)も変わる。

 


ピアノの最高音は4186Hzだ。
人によってはその1オクターブ上(8372Hz)くらいまでしか聞こえないが、人によっては2オクターブ上(16744Hz)まで聞こえるのだろう。
含まれる(聞こえる)倍音も、音色も違ってくる。
ピアノの両端は、際どい音域だと言える。
「楽音とはピアノが演奏出来る音である」と言いきっても過言ではない。
 88鍵。7オクターブ1/4。 これが最大だ。
 この枠を超える音は(低音についてはこの枠内ですら)、聞き辛い、聴き取れない、騒音になってしまう場合がある。

 ローパスフィルター(ハイカットフィルター)
 ハイパスフィルター(ベースカットフィルター)
 これらフィルター(濾過装置)は、こうした事を念頭においた上で、使用するべきだろう。
 自分の耳を信じて、自分の聞こえ方を基準に、ギリギリに設定するのは禁物。
 自分よりずっと聞こえる人、自分よりずっと聞こえない人、がいる。 良い意味で、もっと適当(アバウト)に、ザックリと、やった方が良い。

 他に。
 ハイでもローでもない、可聴域内の特定の周波数帯の音を通し他を減衰させるバンドパス・フィルター。
 逆に可聴域内の特定の周波数帯の音を減衰させて他の周波数帯は通すBEFことバンドエリミネーションフィルター。もしくはバンドリジェクトフィルター。 さらに帯域が狭いノッチ・フィルター。
 棚のように、ある周波数より上をパスしたりカットしたりするハイシェルフフィルター、またある周波数より下をパスしたりカットしたりするローシェルフフィルター。
 これら、フィルターによる音作りは、あまり神経質に緻密に拘ってやった所で、仕方がない。 一人でやる場合は。
 複数名エンジニアがいる状態で色々あれが良いこれが良いと議論して、チーフ(プロデューサー)が決定する、みたいなやり方ならばともかく。 一人でやる場合、己の耳がアテにならない。アテに出来ない。 これは、もう、しょうがない。 あまり、悩んだり考えこんだりしても、どうにもならない。

 あまり深く考え過ぎると、十年くらい前に、「もしかして、自分と他人とでは、同じ音楽聴いてても、全く違うんじゃないだろうか。世界観が違うんじゃなかろうか。。」みたいな、どうでも良い事で悶々と苛まれ、無限ループに陥る羽目になる。
 今なら、「・・・そんなの当たり前じゃん。視力、色彩感覚、人それぞれでしょ」と、アッサリ言える。
 それどころか、どんどん、可聴域や音量は老化して衰えていく事だろう。
 それは、そう言うもんなので、別に気に病む事はない。
 楽音さえ聞こえれば、日常生活に支障がなきゃ問題ない。

 


 僕が視力が悪くなった少年時代、目が悪かった奴、眼鏡をかけてた奴は、クラスで僕一人だった。
 当時はそれなりに悩んだけど、進級進学するにつれて、勉強読書ゲームなどで周りもみんな目が悪くなっていったので気にならなくなったし。
 現代でな小学生でメガネやコンタクト、珍しくもない。
 今時、メガネをオッサン的象徴、ガリ勉的象徴、ゲーム中毒的象徴、みたいに言う方が珍しい。 視力が良い方が特異だ。 また、メガネやコンタクトが普及し、ジンズやらゾフやら、かなり手軽に入手する事が出来るようにもなってきている事もある。

 補聴器も、もっと進化しないものか。
 日常生活において、余計な雑音騒音(幻聴?)が聞こえて、うるさかった、過敏過ぎた若い頃、子供時代に戻りたいとは思わない。 ただ、演奏時やミキシング作業時には、ちょっとくらい補助して貰えると、助かる。
 近年、科学技術の発達で、人間の動作をアシストする技術が発展してきている。また、電流を流してリアルな重さや感触を再現するVR技術も発展してきている。 例えば、耳に耳栓のように装着して、電流か何かを流して聴覚神経やら頭脳を刺激して、足りない分の聴覚・聴感をアシストする、的な。 

 「目が悪くなるから、本を読む(勉強する、テレビを見る、ゲームをやる、PCやスマホを見る)のを、控えなさい!」
  ・・・おいおい、どこの昭和の親御さんですか? てなもんで。
 「耳が悪くなるから、耳を使う事を控えよう。大事にしよう」的な発想は、僕の中にはあまり無い。
 別に、わざわざ爆音で聴きまくる、難聴になる、みたいな馬鹿げた事をするつもりはない。
 ただ、あまり、神経質になる気もない。
 どうせ、遅かれ早かれ、10年20年経てば、どんどん耳は遠くなっていく。
 たぶん、この少子高齢化の進む、世の中全体的に。

 それを踏まえて、どう音を作っていく、奏でていくか。
 問題は、それだけだ。



 
 本当に耳を大事にしたいなら、人工音、音楽リスニング装着やら楽器やら何もない、大自然の山奥で、川のせせらぎやら木々のざわめき、雨の音、風の音、虫の音、に耳を傾けて、暮らすのがベストだろう。
 僕は真っ平だ。たまに人工音、市街の喧騒、仕事に疲れた時の気分転換ならともかく。
 
 知人に、ライブ中でも人の声だけが聞こえる、という特殊な耳栓を開発した人がいる。いわば、人の声の周波数に設定したバンドパスフィルターだ。
可聴域を拡大・ブーストするようなものを作る(商品化する)事は、技術的に可能なのだろうか。
今度会ったら、聞いてみよう。

 
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