所長の独り言... 
とあるジャズベーシストの独白・・・
「難しい事を考える事」と「難しく考える事」は違う
​「難しい事を考える事」と「難しく考える事」は違う。
前者は他者から見て難しく思われるような事(本人にとってはそうでもない場合も結構ある)を考える事であるのに対し、後者は本人にとって難しく思われるような事(他人にとってはそうでもない場合も結構ある)を考える事。


 音楽、特にジャズという音楽は、小難しく考えてナンボ、勿体つけてナンボ、難解かつ高尚な代物に思わせてナンボ、みたいなトコがある。あくまで一部に、だが。
 逆に、どれだけ陽気に能天気に何も考えずにノリノリでやれちゃうか、大衆的かつ俗になれるか、みたいなトコがある。あくまで一部に、だが。
 超高速アップテンポな難解コード進行のベースラインを超絶プレイヤー揃いのバンドの中で難しそうに弾くのと。
ただの長音階を、超スローなルバートで、たった独りで、簡単そうにさりげなく、タップリ弾くのと。
やる側としたら後者の方が圧倒的に難しいと思ふ。 まだ全然出来る気がしない。想像するだけでゾッとして、汗が出てくる。その境地は果てしなく遠い。
 ・・・という難しく考える方向で行くと、初歩中の初歩たる音階すらうまく出来ず、出来ないままドツボにハマってしまい、その先に進めなくなってしまうので。
 物事にあたる上では、特に(ホントに難しい事をやったり考えたり出来ないような)初心者のうちは、もっと簡単に、安易に、気軽に取りかかるが吉。




 先日、お前は何事でも最初から(或いは、やる前から)いちいち難しく考え過ぎる癖がある、というような事を指摘され、「・・・言われてみれば、確かにそうかも。。。」と(珍しく反論抵抗の余地もなくw)納得させられてしまった。

 どうしても、ついつい、現時点では自分の手にあまるような、「出来ない」「分からないもの」に手を出そうとしがち。
 一方で、そのために、現時点で「出来る(筈の)事」や「分かる(筈の)事」を横に置いたり、ほっぽり投げたり、視野から除外したりすっかり忘れてしまったり、してしまう。悪い癖だ。
イザという時、現場に出た時とか〆切間際で追い詰められた時とか、難しく考える事をやめて、何も考えず(躊躇わず)出来る限り最短かつ最善策をとるが。
 そうでもないと、ゴチャゴチャと余計な事を、難しく考えてしまう。
 「難しく考えちゃダメだ、難しく考えちゃダメだ」とか、なおさら難しく考えてしまう。
 あと、難しく考えて、結局どうにもならなくなって、諦めて、「緊急避難な逃げの一手」的に、出来る事や分かる事、自分の中では何でもない安全な事をやったりする。 そういう時は、自分の中ではかなり敗北感が漂っていて悔しがったり投げやり気味になっていたりする。

 えてして、そういう時に限って(むしろ、そういう時こそ?)、お客さんや共演者に「良かった」とか褒めて貰ったりして。
未熟な若い頃は、「は? アレのどこが? 僕は全然そう思ってませんけどねw 単なる逃げです」的な、自嘲的な、可愛げの欠片もない対応をしてた、ような気もしないではない。。。^^;
 悪気や嫌味はなかったが、自分に対して正直過ぎた。
 ある時、「お前は、良かったと人から言って貰った事に対して、言ってくれた人に対して、それに対して『ありがとうございます』と御礼を言う事も出来んのか」という、音楽以前の礼儀とか人の道に関する間違いについて指摘を受け、「そういわれてみりゃ、確かにそうだ。。。」と、以後は気をつけている。 
 というか、シャバ(人前)に出る時は、なるべく難しく考えないように、している。
 (一方で、ウチで一人でいる時は、ついつい難しく考えこんでしまいがちw)




・・・以上。
こういう事をいちいち考えるのが、「たいした事でもないのを、ゴチャゴチャ難しく考える」という例。
一文でまとめると「難しく考えず、いつか、造作もなく難しい事が出来るようになるために、コツコツと出来る事・分かる事を増やして、実践して行こう!」という話になる。
簡単な話。簡単な事。
まとめれば良い。
整理すれば良い。
余計な事を考えず、やらなければ、良い
要はそれだけの話、だろ?
なんでお前は、懲りずに、何十年も同じ事を

・・・いや、ですから、それが僕にとっては難しくてですね、ついつい、どうしても
(無限ループ)
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