所長の独り言... 
とあるジャズベーシストの独白・・・
「モノ作り」と新時代
十徳ナイフじゃないが。
iPhoneやiPadは、今や、電話のみならず、カメラ、ウォークマン、レコーダー、電卓、チューナー、メトロノーム、曲集、その他諸々、ありとあらゆる便利な機能を併せ持つ手放せないツールになった。出先では荷物が格段に減り、重宝する。
しかし、それはそれで、膨大な機能・アプリを用意し、その中から操作して探して選択したり、使い方を学んだりする、という別の手間を生み出した。多目的になればなるほど、詰め込めば詰め込むほど、直感的でなくなる。

結局、一つの目的のための、シンプルなツール、というのが早いし便利、という事になる。
自宅で作業してると電卓は電卓アプリより電卓の方が、チューナーはチューナーアプリよりチューナーの方が、メトロノームはメトロノームアプリよりメトロノームの方が、早い。
手元に置きスイッチを入れるまで1秒だ。ほぼ無意識的に出来る。
iPhoneやiPadではもう少しかかる。面倒くさい。

色々試したが、譜面を書く時は、MIDIキーボードと、その手前に左側にテンキー、真ん中にコンパクトなキーボード、右側にマウス、という配置でステップ入力するのが一番便利で速い。
そもそもマウスや高速ステップの使えないiPadでは、どうしても能率が下がる。
リアルタイム入力するなら、DAWソフトの方が良い。打ち込む前のクォンタイズ設定のみならず、打ち込んだ後のクォンタイズによるタイミングや音価の修正が譜面ソフトよりやりやすい。こうした二度手間を嫌がらないならDAWソフト、二度手間が面倒くさいなら譜面ソフトの高速ステップ入力だ。
結局、譜面ソフトの入ったノートパソコン、テンキー・キーボード・MIDIキーボード・マウスを持ち歩くか、自宅で作業するか、という事になる。
出先で長時間待機する時(作業出来る時間がある)とか、気分転換でノマド気取ってヨソでやりたい時なら持ち出すが、そうでもなきゃ、面倒くさいので、持ち出さない。

で。出先で「アイデアを思いついた時に、忘れないうちに、サッとメモ書きしたい」という時に、周りに人がいて歌えない(レコーダーで保存出来ない)時に役に立つのが、結局、紙の五線紙だったりする。
PCの譜面ソフト、デバイス、アプリ、、、色々やってきた挙句、一周回って、そこに戻ってきたw

メモ以上の、本格的に制作の作業にとりかかりたい時には、やはり譜面ソフト、同時にPCが欲しい。
また、DAWにしても、かさばるか否かを抜きにしたら、やっぱりPCの方がiPhoneやiPadより断然良い。

作業道具一式、つまり、ノートPC・Bluetoothキーボード・Bluetoothヘッドフォン、ワイヤレスマウス・テンキー、nanokey(小型MIDI入力デバイス)、これを全部詰めてもバッグ一つで済む。 軽量とは言い難い重さになるが、まぁ、せいぜい車までの距離だ。
電車や徒歩で忙しく身軽に動き回る人ならともかく、僕は出不精だし車移動しかしない。

後は。この呟きを書いてる今みたいに。
たまたま一式持たずに出かけた、ちょっとした車内待機時に、どうするか、という話だけど。
わざわざ、こんな所で、作業(譜面書いたり曲作ったり)する必要があるか、と。
もし、なんか思いついたら(降りてきたら)レコーダーアプリにメモる位で良い。

Notionは、いまいち使い辛い。
手書き入力は紙の五線紙に及ばず。
リアルタイム入力はDAWソフトに及ばず。
ステップ入力は譜面ソフトに及ばず。
(音符休符の音価指定とか面倒)
せっかく音色とか機能とか追加購入したけど、もはや全然使ってない。。。

「せっかく買ったのに使ってない」と言えば、Band in a Boxだろう。
先日、セッションで、参加者の方で譜面ソフト(を持っていないので)その代わりに使ってる、とか。i Real pro(を持ってないので)その代わりに使ってる、とか。
そういう方の場合は重宝するだろうけど。
せめてフロントの人なら、ちょっと伴奏作るのにi Real proより多彩・ゴージャスに出来る、という点で有用かも知れないけど。伴奏専門楽器からすると、「ボーカリストにとってのボーカロイド」並に、使い道が無い。。。
あれは失敗だった。結果論だけど。

餅は餅屋。譜面を書くなら譜面ソフト。リアルタイム入力するならDAWソフト。生の音を使うなら生の演奏家。

出先とか専用ツールが無いとかの理由で、他に手段・方法が無い場合ならともかく。そうでないならば、
それしか出来ない、それしかやらない、それだけをやる、それだけしかやらない。
多機能より単機能。
多目的より特定。
汎用機より専用機。
マルチ(多重)やデュアル(二重)より、モノ(単一)。
一通り、色々な便利なツールが作られ、行き渡ってきたところで。
そういったものが求められるターン、「モノ作り」の新時代に入り始めた、、、気がする。
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